西上寛の日々ブログ

イメージを覆すのは大変

2017/09/14

茶のみのニシウエです
今日と明日は 終日 展示会に出展しております

茶のみのブースの近くでは いろんなメーカーの方々がおり そこでいろんな商品開発の意見が交わされます
今日も活発な話し合いがなされ あたかも緊急商品開発会議の様相でした

そんな中 完熟果実が国内で出回っており 誰もが知っている味・香りがあり 輸入先では完熟してないモノがドライ化され それを使わないといけない という難題に対して 非常に難しい商品開発を手掛けているなぁ と感じました

消費者のイメージは 完熟した甘くて美味しく いい香りがあり でも 輸入したそのドライフルーツは完熟前のものを加工しているので 味も素っ気ないし 香りも全くしない……

大手なら香料に逃げるところですが 我々のような小さなメーカーが大手と同じことをすると 買ってもらえない可能性が大きくなる……

さて この難題を考えたとき 『イメージ』というものは大切ですが その『イメージ』を守ろうとするとモノづくりの原則が覆される つまり『イメージ』を覆すのはとても大変な作業だと 改めて実感させられました

この商品が その先どうなるか? 見守っていきたいと思います


日本茶(緑茶)の水色が緑色だという『イメージ』が最近定着しつつあります
本来の山のお茶の美味しいものは“金色透明”と表現されます