西上寛の日々ブログ

目から鱗

2016/06/01

正しくは「目から鱗が落ちる」ということわざです
最近は「目から鱗」だけで通用しています
文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」では 本来の言い方とされる「目から鱗が落ちる」を使う人が80.6パーセント 本来の言い方ではない「目から鱗が取れる」を使う人が8.7パーセントという結果が出ているそうです

その語源は 『新約聖書』の「使徒行伝(しとぎょうでん)」第9章によるものだそうです
キリストの信者を迫害しようとしたパウロは天からの光で失明するが 弟子の一人が来てパウロに手を置くと たちまち目から鱗のようなものが落ちて 元通り見えるようになったといいます

意味は もともとは 誤りを悟り迷いから覚めるという意味で使われていたらしいのですが のちに 急に視野が開け 実態をよく理解するという意味も表すようになりました
転じて あることをきっかけに 今までわからなかったことが急に理解できるようになることのたとえ に使われています

今日 まさに「目から鱗が落ちる」想いをしました
店長とのランチミーティングの中で 大手通販会社の商品紹介の手法について会話していたのですが 単に商品を紹介するだけでなく その商品を使うことで「生活の中で〇〇というステキなことが出来るんですよ」ということを説明するそうです

当たり前のことなのですが 今さら何を言ってるの?という会話でしたが 私の心には確実に響きました

つまり 茶のみの商品は 生産者(特に茶農家)の想いを汲み取って作り込んでいるのはご存知の通りですが 使用者の想いも汲み取って商品のご案内が出来ていたかというと そう言い切れない部分もあると気づきました

「袋茶」は使用者の利便性を思って開発しました
また パッケージデザインについても 購入してくださる方の選択の瞬間と持って帰っていただいてからの癒しをテーマに デザイナーと喧々諤々議論して作り上げました

しかし 直近の新茶シリーズは 説明が産地よりになりすぎているなぁと深く反省している次第です
まさに『目から鱗が落ちる』想いです

もう一度 小売店様に掲示していただいているPOPや 茶のみのオンラインshop『茶のみ電網堂』の商品案内を見直してみようと思います
店長に感謝です

もう一つ 「目から鱗」ネタがあったのですが これは社外秘ということで

今回も最後までお読みいただき ありがとうございます(多謝)

【おまけ】
鮎のぼり
川根茶のふるさと 静岡県川根本町の大井川にある「鮎のぼり」
もうすぐ鮎の美味しい季節です
(鱗といえば魚 魚といえば 大好きな鮎! う~ん…)