西上寛の日々ブログ

オープンイノベーション

2018/03/21

茶のみのニシウエです
最近 とみに「オープンイノベーション」という言葉を耳にするようになりました

デジタル大辞泉の解説によりますと…
新技術・新製品の開発に際して、組織の枠組みを越え、広く知識・技術の結集を図ること。一例として、産学官連携プロジェクトや異業種交流プロジェクト、大企業とベンチャー企業による共同研究などが挙げられる。

このオープンイノベーション的な商品として 今年発売するのが 宮崎県漁業協同組合連合会が企画した『ひむかのふかシリーズ』です

この商品は 宮崎県庁および宮崎県漁連が中心となって 宮崎県の水産仲卸が漁業者の厄介者だったサメ(ふか)を利用することを提案し そこに加工の実績のある データ解析型アグリビジネスを展開する農業兼加工業者の技術が折り重なって出来上がったモノです

まさに『新製品の開発に際して、組織の枠組みを越え、広く知識・技術の結集を図ること』で出来上がった「オープンイノベーション」型の商品例です

この「オープンイノベーション」には限りない可能性があります
例えば 地域振興に関しても 一次産業者が加工・販売まで一手に行う従来型の六次化は その一次産業者の能力(ヒト・モノ・カネ・情報)に限界があり 資力のある一次産業者でないと六次化の成功がなかなか果たせないという現実があります

しかしながら 一次産業者は生産し 加工が得意な業者は加工をし 販売が得意なところは販売を行い 情報発信が得意なところは情報発信に特化する
そうすることで 地域に人を呼び寄せ 体験してもらう その輪を広げることで 地域を盛り上げていく
そんな「オープンイノベーション」に対する取り組みは 全国でも広がりつつありますが その「オープンイノベーション」を理解した上で 基盤となる「プラットホーム」を構築し 関係する事業者すべてが規律を持って取り組み続けることが出来れば 持続可能な「オープンイノベーション」が実現することでしょう

我々 メーカーといわれる事業者も それぞれの得意分野を持ち寄って 『広く知識・技術の結集を図る』取組をしていかないといけませんね

茶のみの商品なんかは 自社だけでなんともしようがないものが多いので 新製品開発においては 常に「オープンイノベーション」と言えます
この 酒を飲む際に チェイサーでよく使う『好日綠茶』も「オープンイノベーション」型商品です