西上寛の日々ブログ

作り手視点よりも買い手視点

2017/09/19

茶のみのニシウエです
商品開発で迷ったときは 必ずといっていいぐらい 素人頭に変身することにしています

作り手サイドの頭では コストや生産効率を重視し また コピーやパッケージメッセージにも 作り手が詰め込みたい情報を作り手の優先順位として詰め込んでしまいがちです

しかし 果たして それで「買い手」といわれる いわゆるお客様の心は響くでしょうか?

大抵の場合 答えは「NO」です

では 「買い手」目線のモノづくりは どうすればできるのか?
それは 自分が手掛けているモノを 自分が「買い手」になって評価することから始めます

自分で自分の仕事を客観的に見る訓練をします
そのために必要なスキルが「素人頭」になることであり そのスキルを磨く方法が よりいいモノ 本物に触れる機会を増やすことです

以前 東京でサラリーマンをしていたころ 日本橋の百貨店の工芸品売場や美術館によく行き 目の保養と称する本物を見る機会を作っていました
今 その経験がとても役に立っていますし 出張先で時間があれば そのような機会を持つようにしています

作り手視点よりも買い手視点

忘れずに鍛えたい視点です


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